ネット上の過去の想い出を語る文章を見ていると、ジョージ・オーウェルの「1984年」ばりの「過去の可変性」に出くわすものである。
「ミスター味っ子」の味皇様のリアクションについて語る文章
味皇様のリアクションは確かに面白いのはわかるんだが、「カツ丼に花が咲く」とか「大阪城を破壊する」辺りに話題が集中している気がする。実際にアニメを見て語るのならもっと色々なリアクションについて語っても良さそうな気がする。「キャラクター全員が遊園地で楽しく遊ぶリアクション」とかは結構トリップ具合を語るには適したネタだと思うのだがなあ。
ドラクエ3のアレフガルド到着の演出
確かに1⇒2⇒3と順々にプレイしていけば確かにサプライズな演出ではあると思うのだが、実際には「2」「3」から入った人の方が多いからそのサプライズを味わう事の出来る人は限られている。さらに兄弟でプレイしている場合に先にクリアされたり、クラスの話題でネタバレされたりしない内に「サプライズな演出」を見ることのできた人間がそんなに多くいたとは考えにくい。ネットで語っているのが全てそんな幸運に恵まれた人間ばかりであろうか？「ロンダルキアへの洞窟をボロボロになりながら抜けたときの感動」とかはドラクエ2単体で味わえる演出なので確度は高いと思う。何せ「突破するのが難しい」というネタバレに関係の無い要素による演出である。
