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敬愛する作家先生をSATSUGAIしたくなる心理


「自分の好きな作家を殺すファンの心理になった事はあるか?」自分はある。島本和彦先生の「アオイホノオ」を読んでいたらふとそんな事を考えていた。


自分が高校生の頃、高知県で開かれる「全国高等学校漫画選手権大会」(まんが甲子園)の本選に出場した事がある。この大会の作品審査委員の中に自分の好きな漫画家の島本和彦先生がいた。といっても当時知っていた作品は燃えよペン「燃えるV」くらいしかなかったが実に嵌っていた。「こん先生は本物じゃあ」とね…思ってたわけだ。そんな好きな漫画家が目の前にいるわけである。肉眼で確認できるわけである。


「この先生はこれから先、数多くの名作を生み出していくんだろうなあ」


「もし、ここで島本先生を殺せば…未来の名作は永遠に生まれてこないんだろうなあ」


「こう手にした刃物で首筋をグサーッと」


というような黒い考えが、一瞬よぎった事を今でも覚えている。取るに足らない凡人の自分が思いつくのだから、こういう考えに取り付かれた人は雲霞の如くいるだろうし、中には実際に「やっちゃったZE]なケースもあるのだろうなあ。

島本和彦先生の熱いメッセージ