「ついでにとんちんかん」に始まるジョジョパロ漫画の末裔に当たる「太臓もて王サーガ」は膨大なジョジョネタ(と最新のジャンプネタ)で成り立っていたわけだが、ジョジョを下敷きにしている事は周知の事実なので、「もて王はジョジョのパクリ」と言う事は言われない。
もし、この「もて王サーガ」が本家ジョジョを凌ぐ超人気作品になり「ジョジョは知らないけど、もて王は知っている」と言う人が大量に出たとしよう。そういう人たちがジョジョを目にしたら「これ、もて王サーガに似てるじゃん」と言う人が出るだろう。で、そうしたら「もて王がジョジョのパクリだろ。ジョジョも知らないモテ厨が」と突っ返す手合いも出ると思う。ここで
と置き換えてみると、現在の東方の立ち位置を表してはいないだろうかと思う。「大学の文化祭での出し物」から始まる同人パロシューティングは今や、シューティングなど殆どやって来なかった自分のような者がどんぐん群がり、「ジョジョを知らないもて王ファン」のような人間が続々と生まれてくるわけである。そりゃあ界隈もカオスになる。
自分も2008年春頃に東方の製品版をプレイし始めた頃は「何だこの神ゲーは。これは海外に雄飛するエネルギーを感じる。日本という枠に捕らわれずに世界で活躍するイメージだ」と本気で思っていたなあ。思い出すだけで赤面モノである。