幽香が出ていない
目次に出てるキャラ名を一つ一つチェックしていくと、風見幽香の名前が抜けているザマス。この本が全キャラの数割程のフォローというのならばともかく、名有りのキャラで漏れているのがリリーと椛と幽香だけしかいないだけに画竜点睛を欠いたような感じ。まあ椛とリリーは「スペカ」を持っていないからまだワカル。大妖精とか小悪魔とかと同じ扱いなのだろう。しかし幽香は花映塚に出演し、スペルカードも持っているわけだからどうにか出来なかったのじゃろか。花映塚の弾幕は紹介しずらいのはわかるのだが、それをいったら緋想天や萃夢想もそうだろうて。
我輩はリグルである。姓はまだ無い
目次で「リグル」とシンプルすぎる表記をされたリグル・ナイトバグさんが哀れな件。みすちーは「ミスティア・ローレライ」とちゃんと表記されているのになあ。編集のチェックが甘いのかな?
早苗のページの辺りで、神主は眠りながら原稿を書いた?
「グレイソーマタージ」の紹介で、「次のスペルの為の準備」云々と書いているが、その解説って「神風を喚ぶ星の儀式/サモンタケミナカタ」の方じゃないか?魔理沙の主観なんだからどれが正解とは言えないわけだが「グレイソーマタージ/忘却の祭儀/一子相伝の弾幕」の後に早苗は一旦引き上げるわけだから「次のスペルの為の準備」と捉えるのは無理じゃないかなあ?あと「八坂の神風」の項は文章になってない件。あの文章の乱れは眠りながら書いたものと見た。10000ペリカ賭けてもいい。
収録曲について
収録曲の一つ「スプートニク幻夜」は西方の曲であるそうな(秋霜玉のテーマ)。西方曲というのは「蓬莱人形」に収録されているのを除けば中々聴く機会が無いだけに嬉しい。つかぶっちゃけて言うと本を出すたびにわざわざ新曲を作らなくてもいいと思う。書籍版の曲というのは、ゲーム曲に比べると散漫な気がする。個人的に当たりと思うのは「サニールチルフレクション」「サニーミルクの紅霧異変」「可愛い大戦争のリフレーン」くらいで、打率がすごく低い。今回の「魔法使いの憂鬱」もヤバイ。どう聴いてもセプテットと墨染のチャンポンな件。と、こう書くと「神主がネタ切れの件」と思われるかもしれないが、東方星蓮船の「時代親父とハイカラ少女」や「万年置き傘にご注意を」とか神曲過ぎて脳汁が出るので、これは神主のモチベが関係してるものと邪推。
イラストについて
表紙は、東方書籍版でお馴染みの唖采弦二で、中身は守姫武士という人が担当。印象に残ったのは四季映姫・ヤマザナドゥをチビっ子っぽく描いている所。「確か花の絵ではタッパはあったよなあ」とも思ったが、神主の絵は毎作毎作変わるし、連載漫画でも長身のキャラがどんどん小さくなっていくなんてよくある事だし、よく考えればどうでもいい事であった。
総じて見ると面白い要素も盛り沢山なわけだが、作りに雑な所が散見されるのが残念な所。少しくらい延期してもいいからきちんとした本にして欲しい所である。