図書館で借りたペリー・ローダンを読む。208巻収録の第416話「スーパー・ミュータント襲来!」にて、強大な力を持つ悪のミュータント「リバルド・コレッロ」がその姿を表したが、その身体の特徴はこのように書かれている
(前略)目があき。直径八センチもある。明るいグリーンで、鬼火のように光り、不気味ではあるが、まぎれもなく人間の目。子供の顔にしてはなんとも大きすぎる。顔は大人のてのひらぐらいなのだ。しかし、巨大な頭蓋からすれば、大きすぎる目とはいえない。髪はなく、赤褐色の皮膚の下には、青い血管が網の目となって浮き出している。直径が五十一センチある頭蓋は、からだのほかの部分とはまことに釣り合いがとれない。身長は七十八センチで、一歳半から二歳の幼児なのだから。(「スーパー・ミュータント襲来!」冒頭より)
とこの訳文を見て「(赤い皮膚と髪が無いのはともかく)体と不釣合いな巨大な頭と巨大な変な色の眼を持った幼児っていうとまるで萌えアニメのキャラクターではないか!」と思った次第。確かに萌えキャラを客観的に記述すれば上記のような奇形扱いとなるだろうな。
スーパー・ミュータント襲来! (ハヤカワ文庫SF―宇宙英雄ローダン・シリーズ 208)
- 作者: クラークダールトン,H・G.エーヴェルス,Clark Darlton,H G. Ewers,松谷健二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1995/03
- メディア: 文庫
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