加熱済み宇宙食4691パック

はてなダイアリーより移行

海外ニートさんの「自分、もしくは家族の健康にも優先する仕事なんて〜」というエントリから連想した漫画の事


この「仕事よりも自分や家族の健康が大事」という当然なる正論を提示したエントリを読んで、自分は「ドラえもん」のあるエピソードを思い出した。

「このかぜうつします」より


のび太のパパが風邪をこじらせているのに「かいしゃ…かいしゃ…」とうわ言のように言うシーン。この後、ドラえもんの風邪を他人に移すひみつ道具でパパは元気に出勤するわけだが、よく考えると「社畜乙」と言わざるを得ない。病気なんだから休むのが当然なのだ。それを「22世紀のオーバーテクノロジー」で無理矢理解決してちゃあ、のび太のパパの会社にある「病気をおしての出勤を強要する病んだ企業風土」は温存されたままだ。オーバーテクノロジーの無い一般人は死ぬしかないではないか。


と言う事は、読んだ当初は考えてなかったが、海外ニートさんのエントリを読んだあとだと全く違って見えてくるものだ。ひょっとしたら「日本の異常な労働環境に対抗するには22世紀のテクノロジーでも無いとどうしようも無い」というメッセージなのかも。