STAGE1 白銀の春
Cherry petals must have fallen like snowflakes...
However,it was still silvery snow.
時期的にはもう桜が散る頃なのにまだ白銀の世界だった。今回の異変が只事でないとわかる文章である。
STAGE2 マヨヒガの黒猫
It wavered in the village in which people are not.
"MAYOIGA(apparitional village)"refused human always.
異変の主を求めるうちに人のいない村に迷った。ここ"マヨヒガ"は人を避けるを常とする。アニメで例えると「主人公一行が旅の途中で道に迷って奇妙な村に入り込み奇妙な一夜をすごす」といった穴埋め話に該当する。そんな穴埋めにエクストラへの伏線を埋め込んでいるのも面白い。
STAGE3 人形租界の夜
Is that it is snowing only this paradise?
The paradise was already Alice's playground.
ただ雪が降っているだけなのか？ここは既にアリスの遊び場だったというこの文。アリス・マーガトロイドは中ボスとして2回も出たのは、自分に有利な場所に誘おうとした策なのか？あるいは無視されそうなので必死だったのか?
STAGE4 雲の上の桜花結界
Cherry petal has been coming down from over the cloud.
Does "Reisyouden"(Legendary place) exist really.
桜が「雲の上」から舞い落ちている。伝説の霊霄殿は実在したのだ。雲の上から降り落ちる桜の花を見て3人が「すごいぞ…ラピュタ霊霄殿は本当にあったんだ！」と驚いてる様が思い起こされる。まああったのは霊霄殿ではなく白玉楼でしたが、幽々子や妖夢のいる世界は幻想郷の中でも伝説的な所であると言う事だ。大食い設定が広まったのもかくも神秘的なイメージとのギャップの大きさも関係しているのかもな。
STAGE5 白玉楼階段の幻闘
The girl lived in the world after death.
They were a half of a phantom and human...
「少女は死後の世界に生きていた。それは半人半霊であった」とある。妖夢一人を示しているのに「They」とはなんぞと思ったが、妖夢は人間部分と霊部分と二つに一つなので「They」である。妖夢の半霊はオプションでは無く「半身」なのである。*1。
あとステージ開始時の歌「願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ」は西行法師の歌である。同じ西行法師の歌が後2回も出てくるんだから、神主にとって強調したい点なのでしょう。*2
STAGE6(Perfect Cherry Blossom) 厭離穢土欣求浄土 彼の世に嬢の亡骸
西行妖(さいぎょうあやかし)の下は西行寺幽々子の亡骸が眠っていた。そしてその事は幽々子は知らない。知らないという事はまた雪の異変を起こす事もありえるのだろうか？それは神主次第
「ほとけには桜の花をたてまつれ我が後の世を人とぶらはば」。西行法師の歌第2弾。
反魂蝶
「身のうさを思ひしらでややみなましそむくならひのなき世なりせば」
西行法師の歌の第3弾。和歌を読み解く事で色々わかってくる筈。そして今の自分には不可能だ。ネットでぐぐって解釈を読んでも理解したことにはならない。車輪の再発明であろうと自分で読み解いた方がよく理解できる。
EXTRA STAGE 妖怪の式の式
Cherry tree was already in bloom fully.
However,Japanese heart is not satisfied yet.
桜の木はもう咲いた。でも(日本の心が)こんなんじゃ満足できねえぜ。満足出来ない「日本の心」とは何だろうか。八雲紫の名前の元ネタと言われる「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)」は日本人以上に日本を愛したと言われるから、「日本の心」というのはそれに掛けてるのかもしれない。単に日本にいる東方プレイヤーの「6ステージだけじゃ満足できねえぜ」という思いかもしれないが。
