産経新聞の4/1の記事より
来年4月から使われる小学校教科書の検定結果が公表された。特徴的なのは、国語で全社の教科書に「因幡(いなば)の白ウサギ」など神話が取り上げられたことだ。
神話は古事記や日本書紀などにある古代日本の物語で、その時代の人々の生活や考え方を伝える貴重な遺産だ。ところが、戦後の学校教育では軽視されてきた。自国の伝統文化に親しみ、誇りを持てる教育を実践してほしい。
イデオロギー的な話はさておいても、日本神話は結構面白いので教科書で扱われるのは良いと思う。ただ産経新聞では「日本のよさ学ぼう」と言う見出しを付けているが、神話は良い悪いでくくるもんじゃないのだが。神話には「日本的なるもの」のエッセンスが凝縮されている。
超グダグダ!国譲り編
- アマテラス「中つ国は我が子の国なんDA」
- 八百万の神(審議中)
- アメノホヒノカミを派遣した
- 中つ国のオオクニヌシ側に付いた
- 3年後
- 八百万の神(審議中)
- アメワカヒコを派遣した
- オオクニヌシの娘とケコーン
- 8年後
- 八百万の神(審議中)
- アメワカヒコを問い詰めるため、鳥を派遣
- アメワカヒコ、鳥を矢で殺す
- 高木神「あまり私を怒らせない方がいい」
- アメワカヒコに矢をカウンターで返して殺す
- アメワカヒコの葬式に友が来たが、遺族にアメワカヒコと間違わられてブチギレて滅茶苦茶にする
- 八百万の神(審議中)
- (以下略)
- タケミカヅチを派遣した
- タケミカヅチ「国を寄越すのだ」
- オオクニヌシ「息子に聞かないと」
- コトシロヌシ「おk」
- タケミナカタ「だが断る」
「国譲り」といえば、ヤマトの征服神話のクライマックスなのに、グダグダにも程があるでしょう?まあ、タケミカヅチが怪力自慢のタケミナカタを特殊能力でフルボッコにする所は、ジャンプ格闘漫画の「巨漢=かませ犬」の方程式のルーツに見えて面白いが、そこまで行くのがすごく長い。とにかく八百万の神は何回も審議しすぎ。アマテラスが号令かけて中つ国をドカーンと攻めれば爽快なのに超イライラ。
と日本は最初からグダグダであった事が神話でわかる。神話ってのは良くも悪くもそこに住まう人々を象徴しているものだ、「日本のよさ学ぼう」とか産経さんが言うのは実に良くない。良いも悪いもひっくるめて日本を学ぶのが大事だ。