加熱済み宇宙食4691パック

はてなダイアリーより移行

「トイレに味噌汁」に思うこと


先日、愛知県の高校生が障害者用トイレで味噌汁を作り逃走→炎上→学生の個人情報特定があった。

この件で悪いところ

  • デパートのトイレという不特定多数の人間が使うスペースを占拠した事。
  • 水の流れを詰まらせる固形物を便器に投入し、トイレの機能を損なった事。
  • 使えるトイレが限られている障害者の為のをよりにもよって使っている


自分がこの件で「許せん」と思ったのは、トイレという共有リソースを損なわせたという事だ。「食べ物を粗末」は俺の中では感情的な問題に位置する*1


さて前回取り上げたとき「「トイレに食べ物」なんて発想がどこから出てくるか全然わからん」と書いたが、「食事」と「排泄」という真逆の概念をくっ付ける事で笑いに繋げるのは、そうありえない事ではなかった。例えばギャグマンガの金字塔の「ドラえもん」でも


ドラえもん7巻の「ウルトラミキサー」


2つのものを融合させてしまうひみつ道具「ウルトラミキサー」を使って



「トイレと冷蔵庫を融合させる」というギャグが描かれている。(もちろんこのコマの直後にドラえもんはキッチリ叱られる)


で、この高校生の発想を「作者はウケると思ってたシリーズ」から「愛すべきバカ」に格上げするにはどうすれば良いか?まずデパートでやるのは論外。もちろん自宅のトイレでも水道が詰まるのでNG。そこで「使わなくなった便器」を入手して入念に消毒し、水がたまる所で加熱調理が出来るように改造する。


ただ、これだと「便器の形」という必然性が失われるからイマイチ。便器の形を活かしつつ食べ物と絡めるとすると、(擬似的に再現した)「トイレの水流で流しそうめんをする」とするといいかもしれない。


ともかく他人に一切迷惑を掛けず、バカを追求すれば良かったのだがなあ。バカをやるにはあまりに安易で安直すぎた。

*1:「食べ物を粗末にする」という点では日本の食構造の方が大きい