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博麗神主のゲームが先かお酒が先か 第26回「玄品 新宿南口店」


今回の飲み処はフグやカニの店「玄品 新宿南口店」(店のサイトでは「玄品 新宿南店」表記)。今回の趣旨は、ZUN氏がカニを突っつきつつ2011年を振り返るというもの(コラム執筆時はまだ2011年)。ZUN曰く「今回は当コラムの忘年会です。」

プレイバック2011年

まずZUNが最初に振り返ったのは、2011年初執筆のコラム(コンプティーク2011年3月号。未読)の「越後湯沢」の話から。ZUNはそこでやった利き酒で間違ったようでかなり引きずっている模様。間違いは認めよう。


次はゲームバー「A-Button」を訪れた話(2011年4月号)。昔のコンプティーク誌が置いてあった事が印象的だと語る。ZUN曰く「今も昔も、こんなお酒のコラムが載るような雑誌ではありませんでした(笑)。」


そして2011年3月の東北地方太平洋沖地震の時の回(2011年5月号。未読)。街中が計画停電の中、蝋燭の明かりだけで呑んだという話。


震災後は復興支援という形で、東北地方の酒を呑む回が2回あった(2011年6月号と2011年8月号)。実際、浦霞などの東北の酒の売上が伸びたという。

東日本大震災後、県内の酒屋や居酒屋で、被災地で生産された日本酒の売れ行きが好調だ。那覇市内の酒屋では被災地の酒の売り上げが震災前に比べて約30%増加。日本酒をそろえる居酒屋では「東北の酒を飲もう」というキャンペーンもあり、注文する客が増えている。

沖縄タイムス|飲んで応援 東北の酒人気


そして節電の夏に人気だったビアガーデンに行った回(2011年10月号)。ZUNが言うことにはビアガーデン未経験の編集者が少なくなかったとの事。俺も1回しか行った事無いな…あちーあちー言っていた気がする。


最後に挙げたのが横浜のビアフェスに行った回(2011年11月号)。来年(2012年)はもっとイベントらしいイベントに行く機会を増やしたい様子。

「忘れる」という事

今月のコラムの終わりにZUNはこう書いている。

辛い出来事を引きずったままにするのは、精神衛生上良くないと思います。いつか必ず参ってしまう。風化させちゃいけない事は記録に残しておいて、自分達一般市民は忘れる努力をして、来年の事を考えましょう。(後略)


忘れる努力については「わざわざそんな事しなくていいから(良心)」と思うが、『風化させちゃいけない事は記録に残しておいて』というのは重要だと思うよ。きちんと整理してまとめてアクセス可能な形にして後の財産にする。当事者が忘れてなくても時間がたてば当然『知らない世代』が増えてくるわけでそんな時に生かされるのが記録である。そんな事わざわざ書く程の事じゃないという事でもどんどんアーカイブ化していって欲しいもの。どんな事が役に立つかわからんもんな。

今回の飲食

  • フグひれ酒(焼いたヒレの香りが酒に移ってつまみ要らず)
  • カニ(どんなカニ料理を食べたかは不明)

今回の東方挿絵

巨大ガニに捕まった魔理沙と、カニを喰おうと右手にビールジョッキ、左手にカニスプーンを構えた霊夢。(絵:水炊き)


コンプティーク 2012年 02月号 [雑誌]

コンプティーク 2012年 02月号 [雑誌]