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『メイキャッパー』連載当時の板垣恵介巻末コメント


国会図書館で「ヤング・シュート(1989年7月号〜1991年3月号)」「コミック・シュート(1991年4月号〜1991年9月号)」をめくってメモをとったもの。

サブタイトル 初出 巻末コメント
読切*1 1989年7月号 ついにデビューだ。母なる”ヤング・シュート”に、ただただ感謝!!
Rouge2.エンドルフィン効果*2 1989年8月号 今、3号目を描いていたところです。ウーム…。これはケッサクだ。
Rouge3.シンデレラ・ボーイ 1989年9月号 応援くださった皆さんアリガトー!!この昂り、作品にぶつけます。
Rouge4.重力の呪縛 1989年10月号 キツかったー。編集の皆さん待たせてスミマセンでした!!
Rouge5.光の魔術 1989年11月号 目黒で100キロもある編集入道が出没するとか。おおコワ。
Rouge6.鰐の伝説 1989年12月号 欲しいモノNo.1。消しゴム掛けのペースで描ける謎のペン
Rouge7.雌豹といわれた女*3 1990年2月号 ファンの皆さん!!板垣が帰って来ました。
Rouge8.スッピン返し 1990年4月号 嗚呼、単行本の足音が聞こえる。
Rouge9.純情なる思想 1990年6月号 単行本。カラーページ。連載。〆切。……遊びたい。
Rouge10.輝いていた日々*4 1990年7月号 コピーを取るたび、思うことがある。「コイツら描くの速いナァ」
Rouge11.学園化粧*5 1990年9月号 今作品の2コマ目を見よ!腰にタオルを巻いて模写したんだぜ。
Rouge12.北国の女*6 1990年10月号 帰郷はするが、仕事はついてまわる。戦士に休息はない。
Rouge13.大愛亭主 1990年11月号 先日、初のラジオ出演!アガリまくってました。ホント
Rouge14.美朱流化粧道 1990年12月号 ヘヴィ級のベルトがまた移動した。いったい誰が1番強いんだー!
Rouge15.サイエンス・メイク 1991年2月号 担当さんが女性に替りました。また1つ悲願達成ってワケだ。
Rouge16.女闘士 1991年3月号 美朱咬生さん、先日の取材協力アリガトウございました。
Rouge17.手品化粧 1991年4月号 「美朱咬生は実在か」だって?そんなんアタリ前でしょうが!!
Rouge18.愛は勝つ 1991年5月号 前田俊夫センパイ!お気遣いアリガトウゴザイマス!
Rouge19.オールドファッション・ダンサー 1991年6月号 本誌初登場の千葉毅郎氏は、板垣の門下です。よろしく!!
Rouge20.マザコン・ブレイク 1991年8月号 仕事場を変えた。近所にあるラーメン屋がメチャうまい!
Rouge21.上っ面 1991年9月号 近所(国分寺)のウマいラーメン屋教えます。南口の「翠林」!!

スタジオシップ版『メイキャッパー』3巻収録の習作に対する作者コメント

このページより先に、載っている作品3編は、ボクがまだ漫画家としてデビューする以前、プロになれることを夢見ながら、描いた作品(もの)です。本来なら日の目を見ることのなかったハズの3編ですが、スタジオ・シップ社のご好意により、掲載の運びとなりました。


現在見返すと、稚拙きわまりない、恥しい作品ではありますが各々がここに載っている『メイキャッパー』や、現在、週刊少年チャンピオン誌に連載中の『グラップラー刃牙』の前身となっている作品達です。


デビュー後、ボクの生み出した作品と比較して、成長の跡を発見して頂ければ、幸いです。


最後になりますが、『メイキャッパー』誕生のきっかけ及び、チャンスを与えてくれた、細井憲一氏並びにスタジオ・シップ社のスタッフの方々にこの場を借りて、心から感謝の意を表したいと思います。読者のみなさん、長い間本当にアリガトウございました。


板垣恵介は、これからもガンバリます!

メイキャッパー 1 (少年チャンピオン・コミックス)

メイキャッパー 1 (少年チャンピオン・コミックス)

メイキャッパー 3 (少年チャンピオン・コミックス)

メイキャッパー 3 (少年チャンピオン・コミックス)

*1:単行本化の際に「Rouge1.悪魔の手・美朱咬生」というサブタイトルが付く

*2:この号で「連載2話目」という事になった。

*3:単行本では「雌豹・華神洋子」というサブタイトル

*4:単行本では「Rouge.12」

*5:単行本では「Rouge.10」

*6:単行本では「Rouge.11」