水五訓
- 自ら活動して他を動かしむるは水なり
- 常に己の進路を求めて止まざるは水なり
- 障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
- 自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるの量あるは水なり
- 洋々として大洋を充し発しては蒸気となり雲となり雪と変じ霰と化し凝つては玲瀧たる鏡となり而も其性を失はざるは水なり
依頼された人
伝黒田如水とも伝王陽明とも言われた「水五訓」という言葉がある。その言葉の由来について中国文学者の高島俊男が調査し、その結果昭和4年発行の「キング」掲載の「絵入教訓 水五則」がオリジナルであると結論付けたという事があった。高島俊男がこの言葉の由来を調べた理由・経緯については著書「お言葉ですが…別巻1」(2008年5月25日第1刷、連合出版)に詳しい。以下引用。
河川協会(日本河川協会)の役員らしき人から質問されたとの事。文章を見る限り「役員らしき人」は説明不十分で無礼な態度だったようだ。