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戦国の長縞GB軍 第5ゲーム「野球奉行発足」

コミック乱』2014年1月号(2013年11月27日発行・発売)。複雑怪奇な野球のルールに頭が追い付かない織田軍の面々にあって一人その本質を見極めた木下藤吉郎豊臣秀吉)…彼が見極めたその本質は…という前回の引きからの今回。藤吉郎はこう問う

二塁に走り手(走者)がおったとしましょう。やがて打ち手(打者)が二塁手の正面(二塁の右翼寄り)へ転がり球(ゴロ)を打ち返した…さあ二塁走者はいかが致しましょう

※カッコ内はこちらで付けた注釈


他の家臣は「三塁に向かえばよいのだろう」と言う。続けて藤吉郎はまた問う

遊撃手の前に転がり球が打ち返されたらどうでございましょう


家臣はこの二塁手と遊撃手への打球の違いがよくわからず「走ってしまえばよい」と答える。それに対し藤吉郎は三塁に球を送ったら走者が刺されてしまうぞと説明する。その説明に対して前田利家は遊撃手が一塁へ投げたその瞬間を狙って三塁に走ればよいと反論する。それに対して藤吉郎は一塁から三塁に矢のような球が帰ってきて打者も走者も一度に刺されてしまうと再反論。前田殿はやってみなければわからんではないかと食い下がる。しかし藤吉郎は覚えていた。GB軍で一番足の早いプレーを見せる桜形耕作(緒方耕一)が上に挙げた状況で二塁を動かなかった事を。


とこんな感じで短時間で野球論を組み立てた藤吉郎の才覚に驚愕するGB軍。そして織田軍内に野球チームが結成され、それを差配する野球奉行なる役職が創設され藤吉郎がその役に就いて…とどんどん野球が浸透していく。しまいには後に『信長公記』を書く太田牛一ナックルボールを投げてしまうところで次回に続く。


どんどん面白くなってきてるけどこれあと1話でまとまるのだろうか?それとももう少しだけ続くんじゃ?とにかく次号が待ちきれない