横山光輝ネタ、プリキュアネタ、原作者の反応シリーズ、中崎タツヤ原作のアニメ、パクリだらけだった件、書籍版東方感想、東方厨研究、柏木孝文(黒帝)関連
続きを読む小説『シャングリラ・フロンティア』とbiim兄貴の関係性について
以下の記述はどれも数年前の作者発言・作品テキストに基づくもので、ファンにとっては既出も既出であると思われるが自分用のメモとしてまとめる(アニメ放映がきっかけで作品を知り、ファンになった)
Web小説『シャングリラ・フロンティア』の原作者である硬梨菜先生が2020年10月17日にツイッター(当時)に投稿したツイートにはこうある(強調はブログ筆者による)
よう む
— 硬梨菜 (@BOSH_JP060) 2020年10月17日
であり
び む
でもあるのです
秘密ですよ?
つまり『シャングリラ・フロンティア』の主人公のサンラクこと陽務楽郎(ひづとめ・らくろう)の名字「陽務」はニコニコ動画で「biimシステム」を一大ジャンルとして確立した投稿者「biim兄貴(びいむあにき)」と、biim兄貴が動画内で用いているゆっくりの「魂魄妖夢(こんぱく・ようむ)」が元ネタであるという事を示している。
じゅうべえくえすとRTA_8時間24分51秒_Part9/12 - ニコニコ
他にも硬梨菜先生がbiim兄貴を名指しで好き公言しているツイートも確認出来る
biim兄貴の偉業はある種苦行というか修行僧の軌跡、みたいなものだったRTAの敷居を下げたことなんですよね
— 硬梨菜 (@BOSH_JP060) 2020年10月17日
システムの見易さもさることながらタイムそのものではなく過程を楽しむために早送りしてもカットしてもいい、という流れを作ったのが偉業
シャンフロ読者なら当然ご存知と思われますがこの世で最も偉大な発明は歯車、活版印刷、biimシステムであることはご存知ですね?
— 硬梨菜 (@BOSH_JP060) 2020年10月17日
さらに週刊少年マガジン連載の漫画版(漫画:不二涼介)の単行本第6巻に原作者が書き下ろした小説では
秘匿の花園墓参りRTA1時間15分43秒
「はい、よーいスタート……ってね」
タイム計測開始はPKプレイヤーがプレイヤーにキルされた場合にリスポーンするファスティア「再起の門」から
とbiim兄貴及びリスペクト動画で定番の冒頭テンプレを思わせるセリフが使われていたりする。
じゅうべえくえすとRTA_8時間24分51秒_Part1/12 - ニコニコ
「ハーメルン」でbiim兄貴リスペクト小説が投稿されているというのは以前に聞いた事はあったのだが「シャングリラ・フロンティア」については予想外であった。
いわゆる「ドリトライ構文」に用いられているセリフの典拠について
雲母坂盾による漫画『ドリトライ』(週刊少年ジャンプ2023年23号~2023年42号)がインターネットのどこで、どのようにして語られ・拡散して・「構文」として確立していったのか、なぜ金曜ロードショー「葬送のフリーレン」のタイミングに同期するかのようにトレンド入りしたのかについてはまったく見当がつかないので、ここでは構文の元ネタとなるシーンとその典拠について記す事とする。
心が強ぇんだ
「少年ジャンプ+」で2022年2月19日に公開された読み切り『心が強ぇんだ』、設定は『ドリトライ』と大きく異なっているが、心の強さというテーマ性は共通している。
心が強ぇ〇〇なのか…!?
虹村凶作「そしてこの私は その技術を全て受け継いだ 正統後継者である」
(アオリ ☆父の後継…心が強ぇ敵なのか…!?)『ドリトライ』第9話「正統後継者」より(週刊少年ジャンプ2023年31号、2023年7月3日発売)
ラストページの虹村凶作の特徴的な顔はコラ画像として用いられ、アオリ文「心が強ぇ敵なのか…!?」が構文として用いられている。単行本には基本的にアオリ文は無いので、実際に確認したい人はジャンプラアプリなどでジャンプのバックナンバーを購入するとよい。なお、虹村は特に心が強いわけではなく、むしろその逆である。
ほら〇〇!心の強さでもう一丁!
大神夕日「ほら虹村!心の強さでもう一丁!」
『ドリトライ』第15話「再開」より(週刊少年ジャンプ2023年38号、2023年8月21日発売)
主人公の父・大神夕日が虹村に稽古をつけている時のセリフ。何気ない一コマのセリフだが高い汎用性を有している。
ド級のリトライ ドリトライだ!
大神青空「もう一度…リトライだ…でもただのリトライじゃねぇぞ 何度でも心の強さで立ち上がり 前に進む ド級のリトライ ドリトライだ!
(アオリ ☆前へ!進むのみ!!)
『ドリトライ』第17話「悟り」より(週刊少年ジャンプ2023年40号、2023年9月4日発売)
最後は主人公・大神青空のタイトル回収セリフから。既存の語にドを乗せるというシンプルなものだが、構文としては、言葉の頭文字を一文字削ってからドを乗せるという変則的な用法も見られる。
運動時の水分摂取制限に関する歴史について
今なら国会図書館デジタルライブラリで「運動中に水を飲むなという悪習がなぜ生まれたか」を検索し調査することが可能かもしれない。
— 田尾稲 (@daoine2012) 2023年8月5日
が俺はアイルランドで手一杯なんだ、誰かやっといてくれ
※アイルランドで手一杯=田尾稲氏が神話の剣「フラガラッハ」及びその関連神話に関する資料を調べているのに手一杯の意
ともかくこのツイートに触発された人が興味深い資料(というか答えそのもの)を検索したのでメモかわりに貼る。
論文化されてました。☺️
— 庫ノ林 (@konobayashi) 2023年8月5日
Japanese journal of sports sciences 2(6)
日本バイオメカニクス学会 編. ソニー企業, 1983-06
運動時の水分摂取をめぐる史的背景 / 坂本ゆかり / p452~458 (0029.jp2)https://t.co/wSAf21Ne09
日本バイオメカニクス学会編「Japanese journal of sports sciences」2巻6号(1983年、ソニー企業)に「運動時の水分摂取をめぐる史的背景(坂本ゆかり著)」という論文が掲載されたとのこと。
幸いにも国立国会図書館デジタルコレクション(個人送信サービス対象)で読めるみたい。29コマ目に坂本ゆかり「運動時の水分摂取をめぐる史的背景」の本文がある。
精神鍛錬トレーニングとしての飲水制限、軍隊の訓練、多飲の害に対する誤った考え方等々により、徐々に認識が固まっていく様子がわかりやすくまとめられている。もっとも1983年の論文なのでさらに現在に至る40年の推移についてはまた別の資料・調査が必要なのは言うまでもない。
「ふふふ 皆その程度のことなどわかったうえでたわむれておるのだがの」は横山光輝の漫画「武田信玄」のコラである話
大河ドラマに関して「史実とかけ離れている!」「子供には見せられない!」という某週刊誌の見出しを見かけた時の顔。 pic.twitter.com/GHIoj91mjO
— Watanabe (@nabe1975) 2023年7月23日
ツイッターで先日に上の画像ツイートを見かけた。以前からこの画像をチョクチョク見ては「横山光輝の漫画画像のようだけど、何て漫画だろうな…?」と思い検索しても、いまいちハッキリしなかった。
「ふふふ皆その程度のことなどわかったうえでたわむれておるのだが... - Yahoo!知恵袋
アイマスが初めての人に何を勧めればいいか?という話とコンテクストを共有することの重要性について|くらふと
この画像の元ネタとなった漫画はなんですか? - う〜ん、なんとな... - Yahoo!知恵袋
ネモスレ(ガンダムスレ) : ふたばに書き込む勇気がないので、ここで勝手に参加するブログ (記事コメント - 1)
和鎧っぽいのに横山三国志と認識しているのは明らかに違うと除外出来るにしても、新田次郎の原作を横山光輝が漫画化した「武田信玄」、「武田勝頼」の名前を挙げている人にしても
今更ですが記事を発見したので。昔読んだ記憶がありますが、この人物は武田勝頼だと思います。
作品は横山版武田信玄の終盤で出た時か、続編の武田勝頼でのワンシーンかは忘れましたが・・・
と回答に自信がなさげで決め手に欠けていた。なので、これは何としてもこちらで探し出さねば…と使命感に駆られ改めて調査をしてみた。幸いにもこの時「ふたばちゃんねる」のログ(現在は消えている)でこのコマの前後と思われるページがアップされているのを見かけ、「真田幸隆どのの使者角間七郎兵衛」「晴信じゃ」などの手掛かりを得る事が出来た。
それを元に調査を進めていった結果、自信なさげにタイトルが上げられていた「武田信玄」が正解であるとわかった。具体的な箇所としてはebookjapan版だと第4巻「越後の竜の巻」に収録されている「遅足行軍(ちそくこうぐん)」の回である。
諏訪西方衆が小笠原長時に寝返った事を知った武田晴信(のちの武田信玄)は2000の兵を引き連れて諏訪に向かった。しかし何故か行軍のペースは緩やかであった。そんなある日、晴信の陣に真田幸隆(真田幸綱)の使者・角間七郎兵衛を名乗る男が現れ、晴信はその男と話し込む…その時に出てきたのがこの下のコマである。
見てわかるように絵はそのままだが、セリフの方は冒頭の「ふふふ」と末尾の「だの(だがの)」以外は全く異なる。いわゆるコラ画像である。ともかく、出典をきちんと確認する事ができ、これまでのモヤモヤが解消された。
2021年にデンマークで物議を醸した長チン男アニメ「John Dillermand」の2期が2022年10月に公開されていた件
2021年にデンマークで配信されるや話題になって物議を醸したとされるアニメ「John Dillermand」を俺が知ったのは以下のツイートが切っ掛けだった。
デンマークで今物議を醸してるらしい巨大チンポを自由自在に操る主人公のクレイアニメ見たすぎる 日本から見る方法ないかな
— ALISON/2日目あ31a (@ALISON_airlines) 2021年1月16日
これを見て「え、何それは…(困惑)」と思って調べ始め、公式サイトに辿り着いたら日本からでも公式配信が視聴できる事が判明したので、リプライで視聴方法を伝えた後に本編を楽しんだ。言葉はわからないがそれでも雰囲気と動きで楽しめた。
それから新作まだかな…と時々公式サイトにアクセスするも次第にチェック頻度も減っていたのだが、先日たまたまアクセスした所、第2期全19話が投下されている事に気付いたので一気に視聴し、ついでに視聴方法について簡単にまとめる事とした。
まず配信しているDRTVの該当ページにアクセスする。視聴に会員登録の類は特に必要ない。
John Dillermand: Sæson 2 | Se online her | DRTV
デンマーク国外からアクセスすると黒枠で
Vi kan se, at du ikke befinder dig i Danmark. Derfor vil indholdet på DRTV være begrænset.(あなたがデンマークにいないことがわかります。したがって、DRTV のコンテンツは制限されます。[Google翻訳])
と表示されますが、「John Dillermand」は制限の対象外である。
下にスクロールしていくと「John Dillermand」のエピソード一覧が表示される。任意のサムネイルをクリックすると本編が再生される(音が出るので注意)。1エピソードの長さは5分程度である。
今の画面は2期のものだが、1期が見たい場合は「SÆSON 1」をクリックするとエピソード一覧が切り替わる。
さらに画面を下にスクロールすると、[VIS MERE]という文字が見える。これをクリックすると、下画像のようにエピソード一覧の続きが表示される。(シーズン1は全20話、シーズン2は全19話)
2期を視聴した感想としては
- 1期に比べてチンポが強化され、より多彩なチンポが楽しめる
- ニンジャ、ニンジャナンデ!?
- 最初はドジをしても最後はビシっと決めるJohnかっこいい
など。
以上
2000年前後~現在のほりのぶゆき連載作品について
2000年以降のほりのぶゆきの連載作品について現在把握している情報の簡易まとめ。他にも細かい読み切りは数限りなくあり、連載情報についても抜けはあると思われるので注意されたし。
旅マン
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)1999年11月1日号から2000年5月22日号にかけて連載された(単行本奥付記載より)。前回の旅より遠くへ日帰り旅をしなければ死ぬという宿命を背負った旅マン。彼の旅の果てに待ち受ける運命とは…
怪獣人生
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)2000年44号~2002年38号にかけて連載された(単行本奥付記載より)
旅愁マスク観光系
パニック7ゴールド(白夜書房)連載作品。正確な掲載期間は未調査だが第28話に「2005.5.17」、第53話(最終話)に「2007.6.16」という日付が付記されている。主人公の被るマスクは「旅マン」と類似しているが細部が異なる。電子書籍オンリーで単行本化された。
企業の犬
コミックチャージ(角川書店)で2007年から2008年にかけて連載された(マンガ図書館Zの作品情報より)。マンガ図書館Zで読むことが可能。
【全巻無料】企業の犬 - ほり のぶゆき | 男性向け漫画が読み放題 - マンガ図書館Z
東京お侍ランド
小学館のウェブコミックレーベル「モバMAN」で2008年から2011年にかけて連載された4コマ漫画。
ネットで有名な「この利休にまっ茶ラテを作れと!」はこの漫画の「千利休 リキュバ遺文」の回の1コマである。ちなみにこの回の利休は最初からラテを秀吉に振る舞っているので、画像の意味する所は「茶の道を捨てたこの利休に抹茶を使ってラテを作れと」という感じである(参照:「この利休にまっ茶ラテを作れと!」の意味について」)
2011年にマイナーチェンジして「東京お侍ランド ハイブリッド」となり、コマ割りも4コマ漫画からコミック・ストリップへと切り替わった。こちらは2015年まで連載され、2017年に「まんが版 武士の歴史」と改題されて全2巻で単行本化された。
阿鼻叫喚!!ゆるふわ地獄
ビッグコミックオリジナル増刊(小学館)にて2013年12月(2014年1月増刊号)から2016年12月(2017年1月増刊号)まで連載された。地獄に落ちた主人公が思ってたよりもゆるふわなノリの地獄に困惑したり憤ったりする…そんな漫画。
「月刊Newsがわかる」掲載の漫画(タイトル不定)
月刊Newsがわかる(毎日新聞出版)の2014年10月(2014年11月号)から始まった歴史クイズコーナー「レキッパ!!」では毎回歴史上の人物に関するクイズが出題されるが、その人物にちなんだほりのぶゆきの漫画も合わせて掲載される(2022年9月15日現在も継続中)
アサ芸お侍トピックス
週刊アサヒ芸能にて2014年12月(2015年1月1日・8日合併号)から連載されている4コマ漫画(2022年9月15日現在も連載中)。主に時事ネタを戦国・江戸時代の武士に置き換えてアレンジしている。
信長の理望~ん
コミック乱(リイド社)にて2015年3月(2015年5月号)から2017年6月(2017年8月号)にかけて連載された。現代日本に転生した織田信長ら有名戦国武将たちが騒動を巻き起こすギャグ漫画。コーエーテクモゲームス協力による「信長の野望・創造」とのコラボ作品である。「信長の理望~ん 創造」と題して単行本化された。
20世紀から来たパチンカー パチマン
ぱちガブッ!(現 777パチガブ)にて2016年4月14日から2016年12月29日にかけて連載されたパチンコ4コマ漫画である。2022年9月16日現在も読むことが可能である。
20世紀から来たパチンカー パチマン - 777パチガブ
言うほどみんな猫が好きかというとちょっとギモンである
小学館のコンビニ向け単行本レーベルのMy First Big Specialで色々な作家の猫漫画を集めた「月刊ねこだのみ」という本が出ていたが、そのNo.5(2016年4月22日発売)からNo.12(2016年11月25日発売)にかけてほりのぶゆき先生の描き下ろし猫漫画「言うほどみんな猫が好きかというとちょっとギモンである」が掲載されていた。
猫道(ねこどう)
ビッグコミックオリジナル増刊(小学館)にて2017年4月(2017年5月増刊号)から2022年6月(2022年7月増刊号)まで連載された(全32話)。2022年9月16日現在、単行本化はされていない。
ホリホリの旅の絵日記
ひととき(ウェッジ)で2018年4月号より連載中(2022年9月16日現在)の旅コラム。漫画家の堀道広と毎月入れ替わりでの連載となる(タイトルのホリホリは「ほりのぶゆきと堀道広」の事)。