世界の新着動画視聴者に「今後、東方動画の前置きは増大する」事をお知らせします

全国数千人のニコニコ生放送「世界の新着動画」視聴者様へ一介の東方厨がお知らせします。21時と25時に流される「殿堂入り」では、東方、アイマス、VOCALOID、その他、例のアレの新着動画が流れますが*1、東方動画が流れる時によくこういう前置きの画面が出るのを見かけている事と思います。

この種の前置きは主に東方の手書き動画に使われ、大体10秒くらい流されます。で、30秒で動画の良し悪しをジャッジしなければならない世界の新着動画視聴者にとって10秒のロスは非常に大きく、「東方は前置き」と不満がるのも無理からぬ事と思います。動画によっては「不快な方はブラウザの戻るボタンを押してください」と生放送視聴者を逆撫でする文章を書いたりするので、よりイライラする事と思います。そして本題なのですが(これも前置き)、この東方動画の前置きが今後増えることはあっても減ることは当分無いという事です。来る2010年3月14日に東京ビッグサイトで東方Project最大のオンリーイベント「第7回博麗神社例大祭」が開催されますが、この例大祭で上海アリス幻樂団が東方Projectの新作体験版を頒布するのが2004年以来通例となっております。あと数週間もすれば上海アリス幻樂団のブログか、twitterで新作の告知が来ると思われます。

で、ニコニコ東方動画界隈には「エンディング画面をうｐるのはNG」等の独特のローカルルールがあるが、「頒布された新作のキャラ・曲を取り扱う場合にはその旨を動画冒頭で知らせる」というのもあります。その適用期間は

体験版の場合

体験版の頒布日(今回は2010年3月14日)からweb体験版の公開日まで

製品版の場合

製品版の頒布日(今回は2010年8月14日)から同人ショップ委託開始日まで、ブランクは大体1ヶ月程度。

となっています。この期間の動画に「新作ネタバレ注意の前置き」が出る確率は非常に高いです。自分も東方動画を挙げたときに警告を出したのでよくわかります。

製品版が頒布されてから委託が始まるまでは大体1ヶ月程度ですが、体験版からWeb体験版までの期間は一定しておらず以下のようになっています。

作品名	体験版頒布日	Web体験版公開日
東方永夜抄	2004年4月18日	2004年5月14日
東方花映塚	2005年5月4日	2005年6月12日
東方風神録	2007年5月20日	2007年7月26日
東方地霊殿	2008年5月25日	2008年6月29日
東方星蓮船	2009年3月8日	2009年7月19日

永夜抄、花映塚、地霊殿は約1ヶ月、風神録は約2ヶ月、最新作の星蓮船は約4ヶ月という感じでどちらにせよ月単位となります。世界の新着動画視聴者は、体験版頒布日からの数ヶ月は「ネタバレ注意」のメッセージを見ることになります。そして開放されたと思ったら8月の製品版の頒布で1ヶ月は「製品版ネタバレ注意」のメッセージを見ることになります。

このローカルルールには「即売会に行けない東方ファン」への配慮という意味もあります。個人的には「大半が二次動画で入ったクチのくせにネタバレとか笑わせるな。東方はギャルゲーじゃねえと言っておきながらネタバレとかシューティングとして見てないだろ」とは思いますが流れには逆らえないので仕方ないね(パンツレスリング的な意味で)。この前置きは「配慮」ですので、目くじらを立てずに生暖かい目で見ていただきたい所です。

*1:21時枠は政治と殿堂入りの合同