改名要求を撥ねられ締め出された柏木孝文は2001年7月7日、自身のサイトに「終文」と題した文章をアップした。
《終文》
名前: ペペと、ヨーダと、ヒグマドンの、 瞳。
《 あるいは、 グイン・モクレン・セレニティか、イデとモノリスと 銀水晶。 》
*2001.7.7.―― これで、たぶん、おしまいだ。
いつか、『伯林』に、ふたつの波紋が、ある。
1. 類似者の、不名誉と醜聞。
2. 使用者の、無頓着と違和。
ある場所に、ふたつの不幸を防ぎえなかった、
不毛の記録が遺る。
白髪と呼応し悼む。
――― すべては、時の葉脈を抜けて、
澱となる。
君も、僕も、骨になり、灰になる。
水に流れて、溶け合うさだめ。
――― そう、さだめ。
知・情・意。 真・善・美。
すべては、さだめ。
柏木は、なにか重大なことを言おうとしていたらしいのはわかる。だがその大事な事を伝える文中にグイン(グインサーガ)だのヨーダ(スターウォーズ)だのセレニティ(美少女戦士セーラームーン)だのヒグマドン(ザ・ワールド・イズ・マイン)だの有名作品のキャラ名を引っ張り出す意味がよくわからない。大事なことは自分の言葉で語るものだと思うのだが。
明日に続く