楽しい東方ライフを送るには、「東方の客観的な立ち位置」という事をきちんと知る必要がある。
幽々子の扇を広げる演出の元ネタ
東方Projectは過去の名作弾幕シューティングの要素を取り込んでおり、幽々子の扇はエスプレイドのガラ婦人が元ネタである事は確定的に明らかである。動画で改めてみると展開のタイミングもシンクロしているのがわかる。東方で初めて弾幕STGに入ったというのは裏口から入り込んだような状態なわけで、「裏口」を基点にして「東方に似ている」とか口に出すのは反感を買っても仕方ないケースと言えるだろう。あくまで陰の存在という認識が求められる。
永夜抄FinalAの背景切り替わり演出の元ネタ(7:20辺りから)
これは永夜抄FinalAの「背景切り替わり」の元ネタである。このメタルブラックには「偽の月」も出ているし永夜抄がこれの影響を受けたのは間違いないであろう。メーカーも神主の勤めるタイトーだしな。幾多の歴史の上に東方が成立している事を知らずに、ぽっと沸いて出たみたいに言ったらあきまへんという事だ。
「Boss6」→「ネイティブフェイス」
さすが音楽集団ZUNTATAに影響を受けていると公言し、自身の名前もZUNとするだけあるとわかるアレンジ曲である。東方とは神主自ら言うように二次創作である。*1
思えば妖々夢のED曲は「さくらさくら」のアレンジ、永夜抄5面道中は「かごめかごめ」のアレンジ、「亡き王女のためのセプテット」は「亡き王女のためのパヴァーヌ」を連想させる曲名に、ベートーベンの「悲愴」を思わせる出だし。既存の影響というものを前面にアピールしている。
まあ「パンの枚数」*2とか「エイジャの赤石」*3とか「酒をこぼさずに戦う」*4とかのジョジョネタを丸出しにしている時点でわかれという話だ。いくらクオリティが高くても日陰の存在である事を忘れてはいけないと言うこと。