巻末の1ページ単位のギャグ漫画だったと思う。
遠い未来。人類は外宇宙へ探査船を送り出していた。船のクルーはコールドスリープ前の最後のミーティングを行っていた。
調査隊長兼船長「我々は長期航海に備え、これよりコールドスリープに入る」
隊員達「イエッサー!!」
外宇宙への調査隊の内訳は、ベテランパイロットでもある壮年の隊長と、若い男女の中から特に優秀な1名ずつ、そして熊枠で選出されたシロクマという組み合わせであった。
クルーたちは自分のコールドスリープ用カプセルに身を横たえて装置を作動させる
隊員達「諸君、50年後にまた会おう」
そしてカプセルが作動し、クルーたちは眠りについた…
…
…
…ハ
…ハラ…ヘッタ…
空腹を訴えたのは、シロクマであった。冬眠の時は栄養を溜め込むというはるか昔に消え果ていたと思われていた本能がコールドスリープによって呼び覚まされたのだ。
ガツガツガツ…ボリボリボリ
若い男は眠りについたまま、骨になった
グシャグシャガツガツ…ゴクン
若い女も骸骨になった
ペチャペチャペチャ…グァツグァツ
隊長も眠ったままその命を終えた。
シロクマ「みんな…ゴメン…」
シロクマは自分のカプセルに戻り、眠りについた。
多分に脚色が入っているとは思うが、概ねこんな流れだったと記憶している。