加熱済み宇宙食4691パック

はてなダイアリーより移行

原作者の反応シリーズ(その1)〜「DEAR BOYS」編

「DEAR BOYS」DVD-BOX

「DEAR BOYS」DVD-BOX


漫画やラノベのアニメ化に対し、原作者の感想は様々である。


侵略!イカ娘」の安部真弘先生のように大絶賛するケースもあれば、「ヘルシング」の平野耕太先生のように(TVアニメ版を)無かった事にするケースもある。


今回取り上げるのは、2003年にテレビ東京系でアニメ化されたバスケ漫画DEAR BOYS八神ひろき先生である。このアニメはスケジュールの都合か「絵柄の不安定さ」や「動きの不自然さ」が目立ち、あまり良い出来ではなかった。ネットでは「オサレバスケ」と称され、一部2chアニメ実況板で「へんげんじざえー♪」とか「弊害123♪」とか「YO!YO!YO!YO!♪」とネタとして消費され消えていった。そんなアニメである。


そのようなアニメ化を目の当たりにした原作者・八神ひろき先生の反応は以下の如し



DEAR BOYS ACT2 14巻 後書き

■こんにちは、13巻から6ヶ月…って半年たってるんだ。遅くてすいません14巻の発売であります!!だがしかーしこの半年間は、あまりにも激動の6ヶ月でした。本当は少しでも早くこのコーナーにて自分の言葉で読者の皆様にお伝えしたかったのですが、前回13巻のおまけの時点ではまだ公表出来なかったのですよ。企画自体は1年程前にあがってまして、そこから少しずつ進展していき、連載開始から14年経って、ななななんと本当にテレビアニメ化に至ったのです。[製作トゥーマックス、オービー企画 協力AT-Xテレビ東京メディアネット]信じ難いのですが本当のようです。そして、これまた偶然なんですが、4月7日(月)のアニメスタートと殆ど同時に4月5日(土)発売の月マ*1が5月号にてついにとうとう物語はインターハイに突入したのであります。


こういう偶然ってあるものなんだなあーって…全然狙った訳ではないのに不思議ですよね。14年間色々あったけど続けて来れて良かったー…しみじみ。自分の中で本当にインターハイまで描く事出来るのか?って不安だったのですがついにここまで来てしまいました。これもずっとこの漫画を読んで下さる皆様がいてくれるから実現出来たのです。本当に有難うございます。さてこれからがいよいよDEARBOYSの本番?な訳ですが…今から何年後にインターハイの決着シーンを描けるのか全く見当もつかないのですよね。なんとか無事に描けたらいいなあーっと考えてますが…何が起こるかわからないし…頑張るのみです!!


アニメについてですが、テレビ東京で(月)深夜25時〜の放送とスカパーAT-Xにて(土)午前9:30〜(こちらは1話につき3回リピート放送あるそうです)。できるだけ全国の人に見て頂きたいのですが、今の段階だと地上波では関東だけみたいです。あとは人気しだい?で各地のテレビ局にも放送枠が拡大するかもしれないそうです。そうなれば良いのですが…でもスカパーならどこにいても受信出来ますし…だけど加入しないとですもんね…無理にとは言えません。哀川たちが動く姿をより多くの人に見て貰えたら幸せですがムズカシイ


因みにアニメのDEARBOYSは原作とは違う部分もありますのでそれを含めて、楽しんでいただけたらと思います。なにせ、14年前の原作のノリがそのまま現代に通じるか?って事が大問題な訳で(笑)。スカートめくりだけは14年前の時点ですでにヤバかった訳ですが(苦笑)。とにかくアニメもこちらの原作の方も宜しくお願いします!!

苦節14年のアニメ化を嬉しそうに報告する八神先生。(後書きが書かれたのはアニメ放映開始直前の2003年4月1日)



↑オンエア前

                                                                                                                                    • -

↓オンエア後

DEAR BOYS ACT2 15巻 後書き

アニメの方は、この15巻が発売される頃にいよいよラストって感じだと思います。
26話、半年間の放送…あっという間ですね、本当に。何年もかけて描いてきた原作なだけに…
何かとても複雑な感じというか…嗚呼テレビアニメってこーゆーもんなんだなあ…って
少しだけわかった気がします。毎週毎週新しいモノを放送する事の恐ろしさが…
関係者の皆様。本当にご苦労様です。そして、関東地方以外にお住まいの皆様には、いよいよ
レンタルビデオ&DVDが発売開始されましたので、お金と時間に余裕のある時に
見ていただけたらと思います。宜しくお願いします。


なんか言葉を慎重に選んでいるというか諦観してるというか何か泣けてくる(´;ω;`)ブワッ。長年かけた原作があっという間に…というなら「恐ろしさ」という表現は使わない気がするし。



Dear boys―Act II (15) (講談社コミックス月刊マガジン)

Dear boys―Act II (15) (講談社コミックス月刊マガジン)