今回の呑みは、ZUNさんの自宅近くにあるという喰の道場。店の中に小さな店があるという「喰の道場」。飲み物とか勘定とかは道場で一括で行い各店は料理だけを出すのに集中できて負担が少ない。さらに道場を卒業すると近くに独自の店を出せると言う一種の居酒屋育成システムを採用している。で、ZUNさんはこの店の形態に対して「同人ソフトの世界に、同じようなシステムがある事を感じていました。」という。以下ちょっと長いが興味深いので引用してみる。
何か作りたいゲームのアイディアがあっても、キャラクター設定、デザイン、ストーリーと言った物まで全て作るのは容易ではありません、だから最初から用意されている自分の好きな作品の世界を借りて二次創作をします。するとその作品のファンが見てくれるので遊んで貰いやすいし、ちゃんと内容が作られていれば、次第に固定ファンも付いて来ます。そうなると、今度は二次創作である事が足枷になってしまう。二次創作故に作品の自由度が下がっていると感じ始めたら、満を持してオリジナルで勝負する事が出来る。しかも最初から固定ファンとノウハウ付きで始められる。そっくりですよね。アマチュア的な、人間を育てるという意味での同人としても、二次創作は欠かせない物なのかもしれません。
居酒屋の形態を同人ソフトに例えるZUNさんは根っからの同人大好き人間なんやなぁ…と感心しきりである。
今回の東方挿絵
- 「喰の道場」の店の前に立つ萃香と勇儀。乳大きい
神主の飲食リスト
- ビール
- ホッピー
- 魚
- 焼き鳥
- 島らっきょ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: 雑誌
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