コミック乱2014年6月号掲載の『浮世艶草子』は江戸しぐさネタ
今月号のコミック乱を買って『浮世艶草子』第47話「江戸土産」を読んだが、江戸しぐさを皮肉った内容で思わず吹き出す。話としては「所用で江戸に行った薩摩藩士・濃野源六(だみのげんろく)が吉原の事を同僚に得意気に話してたら、同僚に吉原で恥をかかない作法を教えてくれと頼まれた。実は源六はうっかり高い店に入って金が足りずに追い出されただけで作法なんて知るはずも無かった。で、彼は口からデマカセで『吉原仕草』をでっち上げた」というもの。例えば…
"小首傾げ(こくびかしげ)"ちゅうて花魁はすれ違うとき相手の反対側に首を傾けるんじゃ
コミック乱2014年6月号55頁より引用
何か江戸しぐさの「傘かしげ」を連想させますね…
他にも幕府が嫌って打首にした(明治新政府の江戸っ子狩り)とか、線香泥棒(時泥棒)とか江戸しぐさを連想させる要素揃いで面白かった回であった。
- 作者: 八月薫
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: コミック
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