中崎タツヤのアニメ動画についたコメントを色々眺めてみると「蛭子(能収)?」というのが結構ある(蛭子漫画の汗かきキャラとは全然違う気がするが)。あと「ナニワ金融道」「クレヨンしんちゃん」「和田ラジヲ」「吉田戦車」「王ロバ(なにわ小吉)」などのもう適当言ってるやろと言ってもいいコメントも見かけた。個人的にツボだったのは「レーザーディスクで見た」というもの(中崎タツヤアニメは特番で2回放映され、第1回放映分のみビデオソフト化)。
まあ動画を見ている人にとっては十数年前に見たっきりなので記憶間違いがあるのは当然。自分が偉そうに間違いを指摘できるのも単に録画テープを保管してあるからに過ぎない。しかし「制作元の情報が間違っている」となると「おぃィ!お前んトコが作ったんやぞ!」と突っ込まざるを得ない。
Wikipediaにある中崎タツヤのアニメの記事は、当初はこうであった。(中崎タツヤスーパーギャグシアター)
中崎タツヤスーパーギャグシアター(なかざきたつや・すーぱーぎゃぐしあたー)とは、1994年、1995年にTBS系列で放映された、中崎タツヤ原作の作品集『とにかく』、『酣(たけなわ)』、『お勉強』(全て竹書房刊)、『じみへん』(ビッグコミックスピリッツ、小学館刊)をTVバージョンにまとめた、ブラックギャグアニメ。
最初の記事では放映が「1994年」と「1995年」となっているが、実際は第1回放映が「1994年1月16日」、第2回放映が「1994年8月21日」と両方1994年の放映である。で、一応図書館に行って放映当時の縮刷版をめくって日時に正確を期してwikipediaの記事を書き直したわけだが、どうして「1994年」「1995年」であったのか?という疑問は解けなかった。うろ覚えとも考えられるが、wikipediaに書く以上は何らかの根拠があった筈である。その答えは制作会社のシンエイ動画公式サイトにあった。作品一覧 テレビ作品に
景山民夫のダブルファンタジー 1994年 中崎タツヤ ギャグシアター 1994年 中崎タツヤ ギャグシアターII 1995年 忍ペンまん丸 1997年〜1998年
と誤記があったのだ。公式サイトが間違っていればそりゃあwikipediaの記事だって間違うわな。ところで制作会社のシンエイ動画と言えばアニメ業界の中でも最も厳格に権利者削除を行う事で有名なわけだが、中崎タツヤアニメはスルーされてもう一週間である。制作会社の中でも忘却の彼方なのだろうか?