加熱済み宇宙食4691パック

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「ギャルのパンティーおくれ」が通じない云々の話


最初は「ギャルのパンティを知らないとかww」と思ったが、よく考えればこのシーンが出たのは1980年代後半。20年以上も前のネタを皆知っていると考えるほうがおかしい。そもそも産みの親である鳥山先生自身「タオパイパイ?」と言う位スッカラカンに忘れてるしな。


その次に思い浮かんだのは「ジョジョの奇妙な冒険」の4部のこのシーンだ。

パーマン」を知らない仗助に対し、間田のスタンド「サーフィス」がぶち切れる所。これを読んだ当時「パーマン」は知っていたので「パーマン知らないってのは珍しいなあ」と偉そうに思ってたけど。それだってテレビの再放送で数回見たのと、兄の持ってたコミックスを読んだからであって自分でアンテナ張ってたわけはなかった。再放送の環境と兄の趣味次第で自分だって仗助と同じ立場になり得たのだ。


という事をこの痛いニュースのエントリを見て考えた。自分の知っている情報は本当に自発的に得たものか?環境によって偶々得ただけではないか?と言う事を。


とはいえネタ振りしたのに「突っ込み」をしないのはな。生半可な知識でネタ振りしたら知らない答え(ギャルのパンティ)が出て突っ込みも出来なかったのだろうな。


[追記]


↑のエントリでは、劇画原作者として活躍し、劇画村塾を主宰して幾多の漫画家を輩出させた小池一夫の作品をVIPPER達が「発掘」している様子がおさめられている。知の断絶はどこにでも起こりうる話である。「自分は物を知っている」と思いあがらないよう日々是勉強である。