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超電波空想謀略犯罪幻想大河私小説・《醜 魔 派 始末記》(第4回〜第6回)

                    
         ____        柏木孝文投稿の電波小説
       /      \      今回は第4回から第6回までを紹介します。
      /  ─    ─\      
    /    (●)  (●) \   \超電波空想謀略犯罪幻想大河私小説…/
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第4回(2001年11月15日投稿)

857 名前: ☆超電波空想謀略犯罪幻想大河私小説不定期第四回 投稿日: 01/11/15 23:18 id:n4VAAAU+


《醜 魔 派 始末記》 作・スミオヤジ


※(推敲大甘/視点無視)


ワラッ
(藁


と、2ちゃんで常用している語句を
新たに書き込んだ彼は、
数回のリロード操作の後に、
手を止めた。


新着レスが止まり、
書き込みの波が引いたと判断し、
いわゆる「凪ぎ」が終わるまでの間、
「待ち」の姿勢をとることを心に決めたからだ。


「待ち」の間に、
彼は自身の脳裏に意識を向けた。
そうして、
事の起こりから現在までの過程を、
何度も何度も追憶するのだ。


決して忘れぬために。
決して諦めぬために。
決して屈さぬために。


彼の追憶は、いつも通りの脳内会話だった。


つづく

第5回(2001年11月15日投稿)

867 名前: ☆超電波空想謀略犯罪幻想大河私小説不定期第五回 投稿日: 01/11/15 23:57 id:n4VAAAU+


《醜 魔 派 始末記》 作・スミオヤジ


※(推敲大甘/視点無視)


彼の追憶――脳内会話は続いていた…


彼:「-せやからな、ある分野の事業がひとつ、あるとするで?」
神:「うむ」
彼:「この、事業を興してやな、成功を目指してた二人のヤツがおるとして、」
神:「それで?」
彼:「それでや、片方の一人の事業計画が、途中で頓挫・挫折したわけや」
神:「…それは、なぜだね?」
彼:「そんなん、人間のやることやさかい、いろいろとあるがな!」
神:「心・技・体の力不足や資金不足・家庭の事情などが原因かね?
   -まぁ、すべて、心・技・体の延長として内包される、
   とも言えようがな・・・」
彼:「たしかに、経営の体質・体力とかいうな… 大体、そゆことや」
神:「で、ポイントはどこだね?」
彼:「…ポ・・・そそ、、、それやそれ! それを今からキチンと
   話すッちゅーねん!」
神:「存分に語るが良い。遠慮はいらぬ」


つづく

第6回(2001年11月18日投稿)

142 名前: ☆超電波空想謀略犯罪幻想大河私小説不定期第六回 投稿日: 01/11/18 15:10 id:eyho/o1T


《醜 魔 派 始末記》 作・スミオヤジ


※(推敲大甘/視点無視)


彼の追憶――脳内会話は続く…


彼:「それでな、二人のうちの一人が倒れけど、
   もう一人は事業を始めたんや。
   …それはまあ、ええこっちゃ。
   けどな、ポイント-つまり問題は、
   ここからなんや!」
神:「それは何かな?」
彼:「問題いうんは、屋号の話や。
   計画の途中で倒れた方の一人の男も屋号を掲げるつもりやった。
   ところが、事業を始めた方の一人のオトコは、
   倒れた男、つまり、知人の屋号に類似したモンを使うて
   事業を始めたんや! 失礼なハナシやないけ!」
神:「ふむ。…全くの見ず知らず、
   アカの他人の偶然の一致や
   類似ならあり得ることだが…」
彼:「違う違う! 全くちゃうで! 二人のオトコは
   十年以上、時々は連絡を取り合ってきて、
   互いが同業を目指していることを知っておったんや」
神:「…では、わざと、
   類似名を使用したのかね?」
彼:「いや…たぶん、まさか、それは無いとは思うけど、、、」
神:「けれど、相手は知人ゆえに、事前に、
   類似性に気づいて対応できたはずだと?」
彼:「そそそ! さすがカミさんや、
   ようわかってくれはる!」


つづく


明日に続く