加熱済み宇宙食4691パック

はてなダイアリーより移行

後世の歴史家が解釈する、超サイヤ人像

ふと思いついたこと


超サイヤ人になると何故「黒髪黒眼」から「金髪碧眼」になるか?」これはリアルタイム世代で単行本の著者近影だの、巻末のオマケページも読んでいる人ならば「鳥山先生とそのアシスタントはトーンも面倒臭がるみたいだから、髪の毛をベタで塗らなくてすむ金髪にしたんでしょうどうせ」と言うことは何となくわかるであろう。街を舞台にしてもすぐに焼け野原にするしな。


しかしそれを活字で残す人はいないだろう。あまりに当たり前すぎるからだ。ここで作者の鳥山明も読者もことごとく亡くなり、ドラゴンボールの単行本が「42冊本」、完全版が「34冊本」と古典作品の如く扱われるであろう遠い未来を想像して見よう。未来の学者がドラゴンボール超サイヤ人について読み解く時に鳥山明はベタの手間を省くために超サイヤ人を金髪にした」と解釈するであろうか?。否、そんな資料は残ってないからな。寧ろ作者が日本人であることとか、日本が第二次世界大戦アメリカに敗北した事とかを絡めて

主人公の孫悟空は黒髪黒眼という日本人のメタファーであり、フリーザは白い肌からわかるように当時のアメリカ人のメタファーである。孫悟空は日本人であるゆえにアメリカの化身たるフリーザを倒す事ができず、作者は孫悟空を金髪碧眼と変化させることでしか打開できなかったのである。


フリーザ編以降は、超サイヤ人以外には敵が倒せないようになり、これは日本人には超えられない壁があるというコンプレックスを表している。ブウ編で孫悟空の息子が黒髪のままパワーアップして敵を圧倒した例はあるが、それも結局は失敗に終わっているエピソードは反逆と挫折を表している…


とか何とかもっともらしい説がまかり通っているに違いないと思う。うっかり歴史に名を残すと恐ろしいにゃー