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高橋名人が弾幕STGに苦言を呈した事と、ZUNさんと語らった事に感したメモ


高橋名人「シューティングが廃れたのは、弾幕系のせい。二度とあのようなゲームは作らないで」(はちま起稿)


(2009年3月のソース)

その典型的な例がシューティングゲームです。『スターフォース』『スターソルジャー』の時にはそんなに難しくはなかったのですが、今のシューティングは(上のプレイヤーに合わせたために)弾が散弾銃のごとく降ってきて、シューティングゲームというジャンルなのに避けゲー(ム)になっているのです。「撃つゲームなのに、なぜ避けなきゃいけないの?」と思うぐらいです。「変な方向に来ている」と私は思っています。あの弾のあられ状態を一般のユーザーが見た時に何と思うか。「俺には無理だ」と当然なりますよね。そうなると、やはり手を出してくれません。だから今、シューティングゲームはダメなんです。できればこういうゲームのジャンルをつぶすようなことはしたくないんですが。でも、今こうなってしまったのは仕方がないので、(ゲームクリエイターの人たちは)これを肝に銘じて、ブームに乗らないゲーム、できるだけ楽しいゲームを目指してほしい。私は会社員なので売り上げが上がってくれないと困るのですが、「売れることだけを考えて、その1つのジャンルをつぶすというようなことまではやってほしくないな」というのが今、過去をずっと冷静に振り返ってみて思うことです

16連射、ゲームは1日1時間の裏側――高橋利幸氏、ファミコンブームを振り返る(後編) (3/5) - ITmedia ビジネスオンライン


高橋名人が、弾幕系シューティングに苦言を呈している事がハッキリ伺える文章である。「でも、今年の6月にA-buttonって店で高橋名人とZUNさんのトークイベントがあったよなあ。あれはどういうことなの・・・」と思い。高橋名人ブログで当時のログをチェックする。

私のトークの部分は、東方ProjectのZUNさんと、お酒についての話しでしたが
ステージからバックヤードに戻ってから、ZUNさんとシューティングゲームについての思いを話していました。


彼の思い入れは、相当なものですね。
私も、シューティングゲームの復活を願う者の一人なんですが
マネーゲームの様に、株価を気にするような社会では、失敗の確率が高いゲームを作ることは難しいので
彼の様な人が代表となって、盛り上げてくれるようなゲームの出現を待つしかないのかなぁというのが、残念ながら今の現実です。私も、ハドソンの社員の一人ではありますが、そういうジャンルが出て来て
面白いと思った作品は、応援していきたいと思っています。

雑誌のデータ化 | 高橋名人公式ブログ 16連射のつぶやき | 高橋名人 OFFICIAL SITE 16SHOT


なるほど、「彼の思い入れは、相当なものですね。」とは言ってるがそれに対して賛同しているかどうか何も言ってない。また、「盛り上げてくれるようなゲームの出現を待つしかない」「そういうジャンルが出て来て面白いと思った作品は〜」弾幕系の東方はジャンルを盛り上げるものとは言えない」と読み取れなくもない。


高橋名人のブログから見えてくるのは「考え方は違えど、ZUNさんもシューティングの事を思う一人だ。ただ私は弾幕系を支持しない」というもので、先のインタビューとはなんら矛盾しない。高橋名人は考え方がブレたというのは自分の勝手な思い違いであった。