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はてなダイアリーより移行

作品と作者とファンとアンチと周辺二次創作が一緒くたに語られる東方Project


東方ProjectのZUN氏がNHKのテレビ番組に出演して2次創作を解説(ニュー速クオリティ)


テレビ衰退と言われてはいるけど、テレビに知っている人が出れば一つの騒ぎになる。テレビの力は大きい事に違いは無いわけだ。ところで、まとめブログのコメントはテレビ番組とは全く関係ない事で騒いでいる。いわゆる「東方叩き」である。自分はニコニコ動画以降のニコニコ新参組であるので、叩きがどれだけの根拠に基づいているのかはわからない(面白がって煽ってるのか、過去にヒドイ目に遭わされたのか)。ただ一通りのコメントを見ていると

  • 東方Projectというシューティングへのゲーム性に対する批判
  • 東方Projectのゲームに使われた楽曲への批判
  • 東方Projectへ参入しているアレンジャー・同人者に対する批判
  • 東方Projectの二次創作に対する批判
  • 東方Projectのファンへの批判
  • 東方Projectと聞くと叩く人への批判
  • こんな騒ぎを看過しているZUNへの批判


と本来普通の作品なら全く接点の無い類の批判がシームレスに繋がっているのが興味深いのである。本来完全に分裂しているはずの「作品」「ファン」「二次創作」が一緒くたにされるほどに互いの距離が近い。故に一分野への批判が界隈全体への批判へと容易に直結する。だから前も言ったような気がするが、このカオスを終わらせる方法は「ゲームも含む完全商業化」にあると思う。同人である事が「東方」を特異なポジションにおいているのであって、例えばXBOX360へ移植なりしていくと「そこいらの美少女シューティング」となり、ワンオブゼムになっていくのは間違いないと思う。