柏木孝文が、ネットから姿を消す直前の2002年9月9日、Yahoo!掲示板等に「お・き・み・や・げ」と題する文章が投稿されたが、それは最後の言葉であるのに他人の言葉を中途半端に借りただけという酷いものだった。
はるかなる宇宙のはてから時の弔鐘がきこえてくるとき…
☆お・き・み・や・げ☆
投稿者: myooohp 2002/ 9/ 9 14:07
メッセージ: 930 / 944
『はるかなる宇宙のはてから
時の弔鐘がきこえてくるとき。
赤き星が北の空にあらわれ
ひと月のあいだとどまりつづけるとき。
巨大なるホウキ星があらわれ
獅子の星座の流星群が
夜空よりあらわれるとき。
そのとき、伝説はくりかえされ
戦慄すべき破滅の伝承は
うつつのものとなるであろう。
幸運にして災いを逃れるものは
あらたな世界に赴き
逃れ得ざる者は
黄泉にいこうであろう。』
(「予言の書」より――)
これは myooohp さんの 929 に対する返信です
これは、「グイン・サーガ」の63巻の巻頭言の丸写しである。しかも固有名詞を省いてそれっぽい文章に仕立てようという嫌らしさである。
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はるかなる宇宙のはてから
時の弔鐘がきこえてくるとき。
赤き星が北の空にあらわれ
ひと月のあいだとどまりつづけるとき。
巨大なるホウキ星があらわれ
獅子の星座の流星群が
夜空よりあらわれるとき。
そのとき、カナンの伝説はくりかえされ
戦慄すべき破滅の伝承は
うつつのものとなるであろう。
幸運にして災いを逃れるものは
あらたな世界に赴き
逃れ得ざる者はドールの黄泉にいこうであろう。
そして、世界は新しき時代を迎える。
ザウル・トリステス祭祀書
(「予言の書」より――)
かれらは運命の神によって動かされていた…
☆お・き・み・や・げ☆
投稿者: myooohp 2002/ 9/ 9 14:08
メッセージ: 931 / 944
『かれらは運命の神によって動かされていた。
しかしかれら自身は自らが
運命の糸に操られつつあることを、
未だ知らなかった。
そして、かれらは神の操るおさのままに、
しだいにあやしくも魅入られたる
宿命の模様を織り上げて
ゆこうとしていたのであった。』 (「写本」より)
これは myooohp さんの 930 に対する返信です
これも同67巻の巻頭言の丸写しである。
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かれらは運命の神ヤーンによって動かされていた。
しかしかれら自身は自らが
運命の糸に操られつつあることを、
未だ知らなかった。
そして、かれらはヤーンの操るおさのままに、
しだいにあやしくも魅入られたる
宿命の模様を織り上げて
ゆこうとしていたのであった。
「イロン写本」より
おぬしは選ぶ。いつだっておぬしこそが、《選ぶ者》なのだ…
☆お・き・み・や・げ☆
投稿者: myooohp 2002/ 9/ 9 14:09
メッセージ: 932 / 944
『おぬしは選ぶ。いつだっておぬしこそが、《選ぶ者》なのだ。
――そして、おぬしが世界を次々に黄金律の分岐へと連れて
先にすすんでゆく。
世界の推進力――
おぬしのエネルギーこそが世界を石像から救いだし、
先へと進めてゆくのだ。
世界はまたひとつ分岐を超えるだろう。
・・・・・それが
正しき模様であったかないかなど、
のちにならねばわからぬことだ・・・・・』
これは myooohp さんの 931 に対する返信です
これは44巻の巻頭言の丸写しである。
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「おぬしは選ぶ。いつだっておぬしこそが《選ぶ者》なのだ。
――そして、おぬしが世界を次々に黄金律の分岐へと連れて
先にすすんでゆく。
世界の推進力――
おぬしのような存在がおらねば、世界は停滞し、前進と展開を止める。
おぬしのエネルギーこそが世界をカナンの石像から救いだし、
先へと進めてゆくのだ。」
「世界はまたひとつ分岐を超えるだろう。
……それが
ヤーンの正しき模様であったかないかなど、
のちにならねばわからぬことだ・・・・・」
――イェライシャ――
あの虹のふもとを捜し当てられたら
☆お・き・み・や・げ☆
投稿者: myooohp 2002/ 9/ 9 14:10
メッセージ: 933 / 944
『あの虹のふもとを捜し当てられたら、
そうしたら何もかもなくしたものが
そこにあるのかもしれない。
あの、虹を渡って空の向こう側にいけたら、
そうしたらずっと前に死んだなつかしいものたち
すべてに会えるのかもしれない。
虹の消える前に
――虹の橋を渡れたら。』
これは myooohp さんの 932 に対する返信です
同じく38巻の巻頭言の丸写しである。
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あの虹のふもとを捜し当てられたら、
そうしたら何もかもなくしたものが
そこにあるのかもしれないわ。
あの虹を渡って空の向う側にいけたら、
そうしたらずっと前に死んだなつかしい人たち
皆に会えるのかもしれない。
虹の消える前に――虹の橋を渡れたら。
――リンダ
終わりなき夜に 命享けし者…
☆お・き・み・や・げ☆
投稿者: myooohp 2002/ 9/ 9 14:11
メッセージ: 934 / 944
『――終わりなき夜に 命享けし者。
深き闇の汚穢より生まれ出でし者。
血に呪われし者。
その名は・・・・・』
これは myooohp さんの 933 に対する返信です
これは39巻の巻頭言の丸写しです。
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終わりなき夜に命享けし者。
深き闇の汚穢より生まれ出でし者。
ドールの血に呪われし者。
その名は……
――イシュトヴァーンのサーガ
別に小説の一説を引用しようと先人の格言を載せてもいいけど、自分の言葉が全く無いのはあまりに情けないものだ。しかも固有名詞を省略するなど出典を隠蔽しようとする姑息さというオマケ付きである。
明日に続く