加熱済み宇宙食4691パック

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DRAGONBALL EVOLUTION(日本語吹き替え版)


結論から言うと、1800円払う価値は大アリである。全編ジェットコースターの如く押しよせる迫力満点のアクションシーンには痺れっぱなしである。まあテンポ最優先の為、「キャラクターの背景描写が少々足りないかな」と思う所もあったが充分許容範囲である。また芸能人声優初挑戦などという誰得な横槍も無いため、プロの声優のプロの演技が充分に堪能できる。アニメ版の声優を引き摺らなかったのも実写版に没入させる方向に働いている。(以下ネタバレあり)


一番の見せ場は、ピッコロと悟空の対決のクライマックス。互いにエネルギー波を打ち合い、拳を打ち合ったあとに、かめはめ波を撃ちながらピッコロに突撃する所は「原作の名シーンktkr!いっけえええええええええええ」と(心中で)叫んでいた。山口勝平「か〜め〜は〜め〜波----------------------------!!!!!」も迫力をいや増してくれる。皆も吹き替え版を見るべき


劇中の様々なシーンで原作のエッセンスが色々盛り込まれているのも嬉しい。「ホイポイカプセル」もそうだし、ヤムチャとブルマが唐突にいい感じになる」のもニヤニヤできる。ヤムチャチェ・ホンマンみたいなんでそこだけは違和感があったが。


個人的に気に入ったのは「ブルマの青色のチャリ毛」である。アニメの髪の色というのはそのまま再現すればどこぞの風俗に見えるし、色を無視すれば誰てめえになるものだが、チャリ毛だけアクセントとして青くするというのは上手い演出だなと関心した。以前セーラームーンのTVドラマであったセーラー戦士に変身した時のみアニメ版の色になる」という演出に匹敵する二次元と三次元の幸せな着地と思う。


本当に個人的にイラついた事が一つある。映画の中身を十二分にタンノーして幸せな気分でエンドロールを見ていたら、後ろの子供が座席をポコポコ叩きだしたのだ。ガッデム!!