英語圏で人気のゲームレビュー番組「AVGN」についてのチラシの裏な自分用メモ書き
AVGNとは
AVGNとは「the Angry Video Game Nerd(怒れるゲームオタク)」という海外で人気のゲームレビュー動画である。初期は専らNES(ファミコン)のゲームのレビューを行っていたので「the Angry Nintendo Nerd(怒れるファミコンオタク)」と呼ばれたが、ATARI、セガとレビューの幅が広がっていったのでより一般的な「the Angry Video Game Nerd」となった。
その中身とは
AVGNことジェームズ・ロルフ(James Rolfe)が、Yシャツの胸ポケットにボールペンを大量に入れるというアメリカオタクのステレオタイプの格好をして古きクソゲーどもをひたすらFuckだの卑語連発で罵倒するのが基本。しかし卑語連発とは言え、AVGNがキレるポイントの例を挙げると
- 操作性の悪さ
- くそ長いパスワード
- 単調な作業を強いられる
- ジャンプボタンが「十字キーの上」
- セレクトボタンがゲームプレイ中に使用される
とその批判点はごくごくまっとうであり「アンチのこじ付け」には程遠い。太字で強調した「上キーでジャンプ」に対する批判はAVGNシリーズでも度々繰り返されており、よっぽど不満に思っているのだなと察せられる。
出演者・関係者について
- ジェームズ・ロルフ(James Rolfe)
怒れるゲームオタク。何と言ってもこの男がクソゲーを斬らねば始まらない。この人のすごい所はその罵倒芸というよりも、その映像作りの旨さにある。ゲームのレビューをしつつ、ゲームをモチーフにした話を挟み、アクションや特撮を交えたちょっとしたスペクタクルも用意するエンターテイメント性は、フォロワーの及ぶ所ではない。
彼は幼少の頃より自主映画を作り続けていたので、映像に関してはかなりの腕前なのである。そこらへんの経緯はこの動画で詳しく語られている。ローマは一日にしてならず。AVGNも一日にしてならず。
- マイク・マテイ(Mike Matei)
AVGN動画のオープニングのイラストや、小道具の絵等を担当。時々動画本編にも出演するがその演技力はかなりのレベルであり、バットマンの回(Episode53)でのジョーカーの演技はかなりうまい。
- カイル・ジャスティン(Kyle Justin)
AVGNのテーマソングを歌うプロミュージシャン(オープニングに出てくるギターを弾いているおっちゃんが彼)。バトルトードの回(Episode55)で本編に出演したことがある。余談だが彼の出演したエピソードはAVGNシリーズの中でもかなり上位に入ると思う。
- ダグラス・ウォーカー(Douglas Walker)
彼はAVGNシリーズに出演しているわけではないが、AVGNとプロレスさながらの抗争(?)を繰り広げてたのでここに記す。彼は「Nostalgic Critic(懐古的な批評家)」を名乗り、自らのサイト「That Guy With The Glasses」にて、昔のクソ映画を罵倒するレビュー動画や、「5秒でわかる(in 5 seconds)」と言う長大な映画やアニメを5秒にまとめた動画を配信している。余談だがこの5秒シリーズにはなぜか「Gガンダム」も混じっている。
で、このNostalgic Criticの作風がAVGNと被ると指摘される事が多かったので、*1自分の動画上でAVGNに喧嘩を一方的に売り、抗争に発展(?)していくのだが…最終的には友となったとかならないとか。どことなくプロレスの筋書きを思わせる。
このシリーズを見る方法
このAVGNシリーズを見る方法は3つ
- AVGNことジェームズ・ロルフの公式サイト「Cinemassacre.com」
- 海外のゲーム情報サイト「GameTrailers.com」内の「Screw Attack channel」
- ニコニコ動画の字幕翻訳で見る
前者2つは当然ながら全部英語であるので、英語がわからないとつらい。幸いなことにAVGNシリーズには翻訳字幕をつけてくれる方が4名もおり、その殆どが訳されているので安心である。翻訳リストはここで網羅されている。
自分のおすすめ動画
*1:一昔二昔前のクソ作品を激しくに罵倒する辺りは似ているが、作風は全然違うように自分には思う。