東方茨歌仙 〜Wild and Horned Hermit 第10話「帚木の別天地」
Febri第10号の表紙は『アイドルマスター』より双海亜美、水瀬伊織、三浦あずさの竜宮小町メンバー。ドレス姿がセクシー…エロいっ!
単行本情報
扉絵に輝く「単行本2巻が3月27日に発売決定!!」の文字。そういえば『東方求聞口授』の発売も3月に延期されたっけか…
あらすじ
華仙が使役する大鷲・久米は年老いたので、彼女としては若い「竿打(かんだ)」に後を継がせたいのだが、コイツは道に迷うわ買い物は間違えるわ根性なしだわの困りもの。そこで華仙は竿打が道に迷わないようにケヤキの木に目立つ目印を施すのだが…
買い物の品
竿打が誤って買った品物の中に守矢印の「河童のぬいぐるみ」があって吹いてしまった。あれってダム計画の中止とともに破棄されたかと思ってたよ。一旦作ったもんを捨てるのは勿体無いって事なのかな、それとも八ッ場ダムみたいにダム計画がズルズルと続いているとか?
帚木伝説
「帚木(ははきぎ)」。遠くから見ると箒が立っているように見えて、近づくと見えなくなるという伝承の木。風土記の信濃国逸文にあったとも言われている。
信濃国の逸文と目されているものが一条あり、それは『袖中抄』所引のものである。巻十九の、「はゝき木」の条にみえるつぎの文章である。
はゝき木条、家成卿歌合、藤為忠鹿歌云、はゝき木に云々、基俊判云、(中略)昔風土記と申ふみ見さりしにこそ、はゝきのよしは、大略見え侍りしか、されど年かさにまかりなりて、はかばかしく覚へ侍らず、件の木は、美濃、信濃両国堺、そのはらふせやといふ所にある木なり、とほくて見れば、はゝきをたてたるやうにてたてり、近くて見れば、それに似たる木もなし、然ればありとはみれど、あはぬものにたとへ侍る
「風土記で『はゝき木』について読んだんだけど、だいぶ昔の事だから良く覚えてない。確か美濃と信濃の境の『そのはら』って所にある木で、遠くからは箒みたいに見えるけど、近づくと見当たらない。そんな帚木は悲しい恋の思いなどに例える事ができる」という感じの話。
有名所だと、「帚木」は源氏物語の第2帖の題名にもなっている。
帚木の心を知らで園原の 道にあやなくまどひぬるかな
(園原の伏屋に立つとか帚木よ 近づけば幻の如く消える帚木 その帚木のようにつれないあなたよ 逢いたさに訪ね探してどこともしれず 道に迷ってしまったこのわたし)
恋の歌のモチーフとして帚木が効果的に用いられている。で、華仙が目印としたケヤキの振る舞いを見て魔理沙が「帚木伝説だ」と色めきたつわけだ。色恋とかは関係なしにレア物を求める盗賊(シーフ)の本領発揮である。ああ、それにしても蓑笠魔理沙可愛いね。
華仙の家を知った魔理沙
霊夢にとっては「こっぴどくしごかれた地獄」でも、魔理沙にとっては山に遭難して必死にたどり着いた「楽園」であった華仙の家。ラストのコマで魔理沙「何かめぼしい物を借りに行くぜ」と行ってますけど、つまりこれからは紅魔館じゃなくて華仙宅がホットと言う事ですかな?三月精第15話「悪魔の書痴」ではパチュリーがガチツンだったし。これからはカセマリの時代…?
(東方三月精〜Oriental Sacred Place 第15話「悪魔の書痴」より)
思いつき
今回の魔理沙のシチュエーションは妖々夢のマヨヒガとどことなく被ってる気がする。遭難して温かいとこに辿りついたってだけだが。
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